Mac で M4A を文字起こしする
Soniqo の無料コマンドラインツール speech で、M4A の録音をテキストに変換します。この手順では Mac 上の Parakeet を使うため、アカウント登録も音声のアップロードも不要です。Apple Silicon Mac のターミナルで操作し、スマートフォンからコピーした録音も扱えます。
1. speech をインストールする
macOS 15 以降を搭載した Apple Silicon Mac が必要です。Homebrew がインストール済みなら、ターミナルを開いて次のコマンドを実行してください。
brew install speech
speech --help
初回の文字起こしでは Parakeet モデルをダウンロードするため、インターネット接続と時間が必要です。モデルのキャッシュ後はオフラインで使えます。録音の処理は Mac 上で行われます。
2. 英語の M4A サンプルを試す
サンプルと結果を見つけやすいよう、新しい作業フォルダを用意してください。以下の短い録音をダウンロードするか、先に再生して話している内容を確認できます。各言語版で同じ英語サンプルを使用します。
curl -fL https://soniqo.audio/audio/samples/cli/transcription-sample.m4a -o transcription-sample.m4a
サンプル:Google FLEURS、CC BY 4.0。WAV から M4A に変換。
3. 録音を文字起こしする
speech transcribe transcription-sample.m4a --engine parakeet
ターミナルに認識結果と、モデルの読み込み状況、処理時間が表示されます。音声を聞きながら文字起こしと照合してください。大文字・小文字や句読点は異なる場合があります。
One can only wonder what the keyboard will become when something newer comes along.
メモに使ったり公開したりする前に、固有名詞、数字、聞き取りにくい語を確認してください。
4. テキストファイルを保存する
.txt ファイルに保存するには、録音をフォルダに入れて一括文字起こしを使います。既定の対象は WAV、FLAC、MP3 だけなので、--extensions m4a を指定してください。次のコマンドは先ほどのサンプルを使います。
mkdir -p recordings
cp transcription-sample.m4a ./recordings/
speech transcribe-batch ./recordings --output-dir ./transcripts --engine parakeet --extensions m4a
結果は transcripts/transcription-sample.txt に保存されます。モデルの読み込みや処理時間のメッセージを含まず、認識したテキストだけが入ります。一括処理ではモデルを一度読み込み、録音ごとにファイルを作ります。出力を分けるため、録音には異なるファイル名を付けてください。
自分の録音を使う
例のパスを自分の M4A ファイルに置き換えてください。空白を含むパスは引用符で囲みます。テキストを保存する場合は recordings にコピーし、上の一括処理コマンドを実行してください。
録音の言語に対応するモデルを選んでください。対応言語の一覧は Parakeet と Qwen3-ASR をご覧ください。
speech transcribe "/path/to/Your Recording.m4a" --engine parakeet
これらのコマンドは文字起こし用で、時刻付きの SRT・VTT 字幕は生成しません。
オプションは CLI リファレンス、インストールは入門ガイド、モデルと言語の選択は Parakeet と Qwen3-ASR のガイドをご覧ください。